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御緩
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ごゆる
ふりがな文庫
“
御緩
(
ごゆる
)” の例文
『そうらこれがお待ちかねの犬を連れた奥さんさ。……これがお待ちかねのエピソードさ。……まあま
御緩
(
ごゆる
)
りとなさいまし』
犬を連れた奥さん
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
「嬢様から一
献
(
こん
)
申し上げますが何もございません、
真
(
ほん
)
の田舎料理でございますが
御緩
(
ごゆる
)
りと召上り相変らず
貴方
(
あなた
)
の御冗談を
伺
(
うかゞ
)
いたいと
仰
(
おっ
)
しゃいます」
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
鏡台山を——(少し薄明りが
映
(
さ
)
しますぜ、月が出ましょう。まあ、
御緩
(
ごゆる
)
りなさいまし、)——それ、こうやって
視
(
み
)
るように、狼温泉の宿はずれの坂から横正面といった
唄立山心中一曲
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
なるべくなら晩にもこの
楽
(
たのし
)
みを再びせんと「お登和さん、
貴嬢
(
あなた
)
も
御緩
(
ごゆる
)
りと遊んでいらっしゃい。晩までに
此方
(
こちら
)
の小山君もお帰りになりましょうから」と
頻
(
しきり
)
に嬢の去らん事を
気支
(
きづか
)
う。
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
女「はい、
御緩
(
ごゆる
)
りとお休みなさいまし……おや、
貴方
(
あんた
)
は橋本の
幸
(
こう
)
さんじゃアございませんか」
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
何しろ、まあ、
御緩
(
ごゆる
)
りなすって、いずれ今晩は手前どもへ御一泊下さいましょうで。
国貞えがく
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
碾茶
(
ひきちゃ
)
を少し加えましたから
殊
(
こと
)
にお
美味
(
いし
)
いでしょう。まだ外にも色々ありますけれども
昼餐
(
ごはん
)
のお
副食物
(
かずもの
)
に差上げましょう。大原さんは別に御用もありますまいから
御緩
(
ごゆる
)
りとお遊びなさい。
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
女「貴方
此方
(
こちら
)
へ入らっしゃいまし、
御緩
(
ごゆる
)
りお坐りなさい」
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
緩
常用漢字
中学
部首:⽷
15画
“御”で始まる語句
御
御馳走
御前
御意
御座
御簾
御尤
御覧
御免
御堂