御物語おんものがたり)” の例文
橘姫たちばなひめ御物語おんものがたりずこれにてりといたしますが、ただわたくしとして、ちょっとここで申添もうしそえてきたいとおもいますのは、海神かいじんいかりのけんでございます。
返す返すもくやしき熱海の御別おんわかれの後の思、又いつぞや田鶴見たずみ子爵の邸内にて図らぬ御見致候ごけんいたしさふらふ而来このかたの胸の内、其後そののち途中とちゆうにて御変おんかは被成候なされさふらふ荒尾様あらをさま御目おんめに懸り、しみじみ御物語おんものがたり致候事いたしさふらふことなど
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
とかくして食事しよくじをはれば、つゞきてはじまる四方山よもやま御物語おんものがたり
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
御物語おんものがたり奇特きとくさふらふ
孔雀船 (旧字旧仮名) / 伊良子清白(著)
御物語おんものがたりさふら
孔雀船 (旧字旧仮名) / 伊良子清白(著)