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おんものがたり
橘姫の
御物語は
一と
先ずこれにて
打ち
切りといたしますが、ただ
私として、ちょっとここで
申添えて
置きたいと
思いますのは、
海神の
怒りの
件でございます。
返す返すも
悔き熱海の
御別の後の思、又いつぞや
田鶴見子爵の邸内にて図らぬ
御見致候而来の胸の内、
其後途中にて
御変り
被成候荒尾様に
御目に懸り、しみじみ
御物語致候事など
とかくして
食事終れば、
續きてはじまる
四方山の
御物語。