“御物入”の読み方と例文
読み方割合
おんものいり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
無理に願ひし事なればお支度したく其他に和君の方へ御物入おんものいりを掛ましてはとおもふよりして此金は其所そこに記しゝ帶代おびだいに差上ますれば失敬ながら御受納ごじゆなふの上是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
けつして御心遣ひなく何時まで緩々ゆる/\と御逗留とうりう成れまし然ながら斯樣申せば何とも失禮しつれい千萬せんばんなれども永々なが/\の御逗留とうりうと云ことには御良人おつれあひの御病氣にて御物入おんものいり莫大ばくだいならん縱令たとへ餘計よけい御貯おんたくはへ有とも斯して在れなば追々おひ/\のこり少なになり旅先たびさきは別て心細こゝろぼそくも思ふものなり金銀は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)