“御良人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごりょうじん75.0%
おつれあひ8.3%
おつれあい8.3%
ごりょうにん8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こうしていただけるのも故人が特に宮様のことでお頼みされたことがあったのかと、必ずしも御愛情の見える御良人ごりょうじんではなかったのですが
源氏物語:36 柏木 (新字新仮名) / 紫式部(著)
しばたゝきそれついては長々なが/\逗留とうりうあひだ種々いろ/\別段べつだんの御厄介やつかいになり何とも御氣の毒千萬と云ば亭主はよきはなしのしほと思ひ何時まで御逗留とうりうありしとて手前は夫が商賣しやうばいなれば少しも世話せわとは思ひませぬが御良人おつれあひは御大病なり其樣なことには
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
その御良人おつれあいの性行の公明なる審判者たる資格を喪失しておられるので、そのために、いつも、正義と純愛の高潮さるべき場面を、犬も喰わない水掛論や
奥様探偵術 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
こうして私はしばしば長橋のおばあさまをお訪ねするようになった、長橋は藩の医家であるが、千鶴女の御良人ごりょうにんもその御子息も亡くなり、孫にあたる道意みちおきという方が御当主だった。
日本婦道記:桃の井戸 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)