“御寮人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごりょうにん70.6%
ごりょうん17.6%
ごりょうじん5.9%
ごれうにん5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二軒茶屋の床几しょうぎへ茶代を置いて、こういいながら、あわてて、後を追ってきた手代てだいふうの男と、そして、三十がらみの商家の御寮人ごりょうにん
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
女中たちなどにも満遍なく愛嬌あいきょうを振りき、今に御寮人ごりょうんさんにお願いしてお春どんをお嫁に貰うのだなどと冗談を云っていた。
細雪:02 中巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
仙台平せんだいひらの袴に麻上下あさがみしも黒繻子前帯くろじゅすまえおび御寮人ごりょうじんの振袖に錦の帯。織るような人波を押しわけながら、伝兵衛は声をひそめ
『旦那様、ありがたう。御寮人ごれうにん様、ありがたう。』
住吉祭 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)