まだ、四ツをちょっと過ぎたばかりなので、客の顔ぶれは近所のご隠居体なのや、根岸あたりの寮へ来ている商家の御寮人や高島田の娘。
鵙屋の御寮人すなわち春琴の母のしげ女がふと厠に起きてどこからともなく洩れて来る「雪」の曲を聞いたのである。
“御寮人”の意味
《名詞》
商家の若奥さん。主人の妻、又は大旦那の娘。「旦さん/旦那さん」と対になる。主に関西以西の呼称。口述では訛って「ごりょんさん」「ごりょんはん」などと称する。(一般家庭の婦人に用いるのは誤り)
(出典:Wiktionary)
(出典:Wiktionary)
“御寮人”の解説
御寮人、御料人(ごりょうにん)とは、中世以降用いられた、主に女性に対する敬称の一つ。近世以降は中流の町人の間でも用いられた。
(出典:Wikipedia)
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