“花塩”の読み方と例文
読み方割合
はなじお100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
石段へかかると、女は日傘をたたみ、男は菅笠すげがさひもを解いて、清々すがすがしい新緑を仰いだ。参詣をすまして戻ってゆく御寮人ごりょうにんの手には、名産の花塩はなじおがたいがいげられている。
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)