“塩花”の読み方と例文
旧字:鹽花
読み方割合
しおばな100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
誰が対手あいてに成るものか、黙って動かす団扇の手は、浦風を軒に誘って、背後うしろから……塩花しおばな塩花。
浮舟 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「お芽出度いお話を墓地の関係で持って上ったんじゃ何うせ塩花しおばなものでございましょうなんて、それとなく私達に頼み込んだ積りらしいのよ。察して上げなければなりませんわ」
嫁取婿取 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)