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御披見
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ごひけん
ふりがな文庫
“
御披見
(
ごひけん
)” の例文
幼君
(
えうくん
)
たゞちに
御披見
(
ごひけん
)
ありて、「こは
一段
(
いちだん
)
の
思附
(
おもひつき
)
、
面白
(
おもしろ
)
き
取合
(
とりあは
)
せなり。
如何
(
いか
)
に
汝
(
なんぢ
)
が
心
(
こゝろ
)
にもこれにて
可
(
よ
)
しと
思
(
おも
)
へるか」と
御尋
(
おたづね
)
に、はツと
平伏
(
へいふく
)
して
十万石
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
「委細は、この御書状のうちに、るると、お
認
(
したた
)
めのよしにございますれば、何とぞ、
御披見
(
ごひけん
)
を」
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
改め今度主人縫殿頭より使者の趣きは長門守殿御
領分
(
りやうぶん
)
水呑村百姓名主九助一件に付用人共より
各自方
(
おの/\がた
)
への御用
状
(
じやう
)
先
(
まづ
)
御披見
(
ごひけん
)
成れよと首に掛たる御用状を相渡せば
外記
(
げき
)
は之を請取
封
(
ふう
)
押切て讀上るに
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
大「重々心得違い、
是
(
こ
)
れにて宜しゅうございますか、
御披見
(
ごひけん
)
下さい」
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
と、胸に掛けていた
革文筥
(
かわふばこ
)
を
外
(
はず
)
し、自分は、院主のお使いで、この書面を、柳生までお届けにゆく途中であるが、おさしつかえなければ、ここで
御披見
(
ごひけん
)
くだされまいかとて、それを手渡した。
宮本武蔵:08 円明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
「新六が託されて参った将監の書状です。——まず
御披見
(
ごひけん
)
を」
新書太閤記:09 第九分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「長谷川
宗仁
(
そうにん
)
からの由でございますが、ともあれ、
御披見
(
ごひけん
)
を」
新書太閤記:07 第七分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
披
常用漢字
中学
部首:⼿
8画
見
常用漢字
小1
部首:⾒
7画
“御披”で始まる語句
御披露
御披