御打合おんうちあは)” の例文
書かせ給ふは何ならん、何事かの御打合おんうちあはせを御朋友ごほうゆうもとへか、さらずば御母上おんはゝうへ御機嫌おきげんうかゞひの御状ごでうか、さらずば御胸おむねにうかぶ妄想ぼうさうのすてどころ、詩か歌か。
軒もる月 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
櫻町さくらまち殿との最早もはや寢處しんじよたまひしころか、さらずば燈火ともしびのもとに書物しよもつをやひらたまふ、らずばつくゑうへかみべてしづかにふでをやうごかしたまふ、かせたまふはなにならん、何事なにごとかの御打合おんうちあはせを御朋友おほういうもとへか
軒もる月 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)