“御打擲”の読み方と例文
読み方割合
ごちょうちゃく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
富「ヘエ、これは恐入りました、どうもちっともお帰りを知らんで、前後忘却致し、どうもなんとも誠にどうも、なん御打擲ごちょうちゃくですか薩張さっぱり分りません」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
人形使 この上ののぞみと申せば、まだ一度も、もう三度も、御折檻、御打擲ごちょうちゃくを願いたいばかりでござります。
山吹 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
御打擲ごちょうちゃくもうけよう、存分お叱りもいただこうと、おもておかして、ひれ伏すほうが、自分のお詫びもはやくすもうし、なによりは、御主君のおこころをお楽にしてあげられる。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)