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御房
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ごぼう
ふりがな文庫
“
御房
(
ごぼう
)” の例文
「されば、
恵心
(
えしん
)
の
御房
(
ごぼう
)
も、念仏読経
四威儀
(
しいぎ
)
を破る事なかれと仰せられた。翁の
果報
(
かほう
)
は、やがて御房の
堕獄
(
だごく
)
の悪趣と思召され、
向後
(
こうご
)
は……」
道祖問答
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
武太夫が出て往くと、権兵衛は一枚の半紙を取って筆を走らせ、それを封筒に容れて表に
津寺方丈
(
つでらほうじょう
)
御房
(
ごぼう
)
と書き、そして、それを
硯
(
すずり
)
の下へ敷いた。
海神に祈る
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
法然
御房
(
ごぼう
)
の眉を仰いでからというものは、従来の考えが一転して、非常に明るく、心づよく、しかも気楽になりました。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「お
姫
(
ひい
)
さま、この
御房
(
ごぼう
)
が、いちばん先に、鬼になってくださるそうですから、よいでしょう」玉日は、貝のような白い
顎
(
あご
)
をひいて、にこりとうなずいた。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「都では
僧都
(
そうず
)
の
御房
(
ごぼう
)
一人、そう云う神詣でもなさらないために、御残されになったと申して居ります。」
俊寛
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
▼ もっと見る
そこで、
御房
(
ごぼう
)
のお考えはどうあるの? ……仏教も近年はずっと進んできたようですから、御房のような新知識から、わしらは学びたいと思うているがの。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「はい、もう泣きは致しません。
御房
(
ごぼう
)
は、——御房の
御住居
(
おすまい
)
は、この
界隈
(
かいわい
)
でございますか?」
俊寛
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「
僧都
(
そうず
)
の
御房
(
ごぼう
)
! よく御無事でいらっしゃいました。わたしです!
有王
(
ありおう
)
です!」
俊寛
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「久しゅう会わぬ。あの
御房
(
ごぼう
)
へも、会うた節には、よろしくたのむ」
新書太閤記:07 第七分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
御房
(
ごぼう
)
などは隅にも真ん中にも置けない才だ。
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
(お、北山
御房
(
ごぼう
)
の屋根だな)
宮本武蔵:05 風の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「
御房
(
ごぼう
)
もすこし
御酩酊
(
ごめいてい
)
か」
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「そこの
御房
(
ごぼう
)
」
宮本武蔵:06 空の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“御房”の意味
《名詞》
寺院の敬称
僧侶の敬称。
(出典:Wiktionary)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
房
常用漢字
中学
部首:⼾
8画
“御”で始まる語句
御
御馳走
御前
御意
御座
御簾
御尤
御覧
御免
御堂