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御廟
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ごびょう
ふりがな文庫
“
御廟
(
ごびょう
)” の例文
日光の
御廟
(
ごびょう
)
へ詣ったのが、ただ一つの思い出であり、東海道筋では、幼年のとき鎌倉の
菩提寺
(
ぼだいじ
)
へ参詣したことがある
限
(
き
)
りじゃ。
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
同じ巻でも「
子
(
ね
)
の日」と「
春駒
(
はるこま
)
」、「だびら雪」と「
摩耶
(
まや
)
の高根に雲」、「迎いせわしき」と「
風呂
(
ふろ
)
」、「すさまじき女」と「夕月夜
岡
(
おか
)
の
萱根
(
かやね
)
の
御廟
(
ごびょう
)
」
連句雑俎
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
ましてや、流れも清き徳川の源、
権現様
(
ごんげんさま
)
の
御廟
(
ごびょう
)
をおつくろい申しあげるのですから、たとい、一藩はそのまま食うや食わずに枯れはてても、君の馬前に討死すると同じ
武士
(
もののふ
)
の本望——
丹下左膳:02 こけ猿の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
昔、
醍醐
(
だいご
)
帝の御代、御夢に弘法大師が現われ、
檜皮色
(
ひはだいろ
)
の御衣を着せるようにというお告げがあった。勅使中納言
資澄
(
すけすみ
)
は
般若寺
(
はんにゃじ
)
の僧
観賢
(
かんけん
)
を連れて、高野山に上り、
御廟
(
ごびょう
)
の
扉
(
とびら
)
を押し開いた。
現代語訳 平家物語:10 第十巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
御葉山
(
みはやま
)
の
御廟
(
ごびょう
)
のほうへ向って、われを忘れて、
数珠
(
ずず
)
の
掌
(
て
)
をあわせ、仏の弟子である
欣
(
よろこ
)
びに声を出して念仏していた。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
来年は、二十年目ごとの、日光
御廟
(
ごびょう
)
御修営
(
ごしゅうえい
)
の年に当たる。
丹下左膳:02 こけ猿の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
かつては、弘法大師も、この
御廟
(
ごびょう
)
に百日の参籠をして、凡愚の闇に光を求めたといいつたえられている。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「お……あの山門は
磯長
(
しなが
)
の叡福寺ではないか。……そうだ、聖徳太子の
御廟
(
ごびょう
)
のある……」
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
武蔵には
怪訝
(
けげん
)
であったが、彼の説明を
口吻
(
こうふん
)
のままかりていうと、これなん
河内
(
かわち
)
石川郡東条
磯長
(
しなが
)
の
霊廟
(
れいびょう
)
に用いられてあった天平年代の古材で、年久しく荒れていた聖徳太子の
御廟
(
ごびょう
)
の修築に
宮本武蔵:06 空の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
廟
漢検準1級
部首:⼴
15画
“御廟”で始まる語句
御廟子
御廟所
御廟橋