)” の例文
後詰め(ゴズメ)というのは、日本の昔の戦争に於ける専門語であって、それは、Aという国がBという国をめる時、Cという友邦に向い
今昔茶話 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「そんな方がゐられるのに、一體、何んだつてあなたはかうやつて、土耳古のやつらをめに、鞍に跨つて、こんなひどい土地を進んでゆかれるんです?」
卑弥呼は訶和郎と共に不弥に残った兵士たちを集めて奴国へる計画を立てていた。しかし、二人を乗せた馬の頭は進むに従い、不弥をはずれて耶馬台やまとの方へ進んでいった。
日輪 (新字新仮名) / 横光利一(著)
「それ敵がめて来たぞ!」「弓を射ろ槍を飛ばせろ!」「敵は向こうの林の中にいるぞ! 油断をするな油断をするな」
基督キリスト教徒にめられて国家の滅びるその際に南方椰子樹の島に隠した計量を絶した巨億の財を私は今こそ発見みつけたのだ!
沙漠の古都 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
め、一には羅馬ローマ法王の勢力を強め、あわよくば東西二派に分れているキリスト教を合一させ、その元首となろう
ローマ法王と外交 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
三代の祖先信昌公には、板垣三郎、下山五郎、この二人を先陣として叛臣跡部景家を夕狩沢におめなされた。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
後年織田の軍勢が甲府城下へめ込んだ時、安禅不必須山水あんぜんかならずしもさんすいをもちいず却心頭火自涼しんとうをめっきゃくすればひもおのずからすずし
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
近くは平相国たいらのしょうこく清盛入道、唐土天竺がめて来ようと、傾くまじき勢威であったが、頼朝義経院宣を奉じて、仁義のいくさ起こして以来、たたかえば敗けたたかえば破れ、一門ことごとく西海に沈み
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
大森林の向こう側にある、他部落の敵勢がめて来たのさ。
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)