“征韓”の読み方と例文
読み方割合
せいかん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
征韓せいかん大役たいえきにかかってからとみに落陽寂寞せきばくの感ある大坂城の老太閤たいこうに比して、今や次の時代を負う人と目されている徳川家康の前へ出るなど、余りにも、この山の子らには
剣の四君子:02 柳生石舟斎 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
見たまえ、この際、力をかつぎ出そうとする連中なぞが士族仲間から頭を持ち上げて来ましたぜ。征韓せいかん、征韓——あの声はどうです。もとより膺懲ようちょうのことは忘れてはならない。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)