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影像
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えいぞう
ふりがな文庫
“
影像
(
えいぞう
)” の例文
……ですから、ひたすら
和子
(
わこ
)
のお育ちのみを
愉
(
たの
)
しみに、ご信心でもなされたがいいと、私の
地蔵菩薩
(
じぞうぼさつ
)
のお
影像
(
えいぞう
)
を手紙のうちに入れて上げようかと思っているの
私本太平記:07 千早帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
或る日の
午
(
ご
)
後
縁側
(
えんがは
)
に
坐
(
すわ
)
らせた學校友
達
(
たち
)
の一人を
寫
(
うつ
)
してみた
乾
(
かん
)
板に
遂
(
つひ
)
にうつすりとそれらしい
影像
(
えいぞう
)
が
現
(
あらは
)
れた。
写真と思ひ出:――私の写真修行――
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
僕は君の留守中に入浴者の裸体姿の
大映
(
おおうつ
)
しを、盗み見たことがあります。そして、恐らく君もそうだったのでしょうが、僕はあの夢の様な無気味な
影像
(
えいぞう
)
に、一種異様の魅力を感じたのです。
湖畔亭事件
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
しかし、
夜
(
よる
)
を
待
(
ま
)
つて、また
押
(
おし
)
入の中での
現像
(
げんぞう
)
の
結果
(
けつくわ
)
は、
乾
(
かん
)
板の
黄
(
き
)
色い
面
(
めん
)
がまつ
黒
(
くろ
)
になつてしまふばかり。とう/\二ダースの
乾
(
かん
)
板を
無駄
(
むた
)
にしたが、
影像
(
えいぞう
)
は
全
(
まつた
)
く
膜面
(
まくめん
)
に
現
(
あらは
)
れて來なかつた。
写真と思ひ出:――私の写真修行――
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
“影像”の意味
《名詞》
彫刻や絵画で表された神仏や人物の像。
(出典:Wiktionary)
影
常用漢字
中学
部首:⼺
15画
像
常用漢字
小5
部首:⼈
14画
“影”で始まる語句
影
影法師
影響
影向
影護
影身
影絵
影武者
影画
影燈籠