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強味
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つよみ
ふりがな文庫
“
強味
(
つよみ
)” の例文
また
竈
(
かまど
)
に
蛭
(
ひる
)
這
(
は
)
い
蛇
(
へび
)
寝床
(
ねどこ
)
に
潜
(
もぐ
)
る
水国
(
すいごく
)
卑湿
(
ひしつ
)
の地に住まねばならぬとなったら如何であろう。中庸は平凡である。然し平凡には平凡の意味があり
強味
(
つよみ
)
がある。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
また教会へ行て自分より劣った牧師の説教でも拝聴し、この人も自分と同じことを思うているかと
強味
(
つよみ
)
を得て帰る。日本ではコウいうことが
甘
(
うま
)
く行かぬ。
人格を認知せざる国民
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
広い国原に降る五月雨をこの最上川だけに集めているような感じがするところに、この句の
強味
(
つよみ
)
があるのである。
俳句はかく解しかく味う
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
とは云え彼の最大の
強味
(
つよみ
)
はその強大な人道主義であった。憐れな人夫達を救わなければならない。——この愛他的人道主義には、
悉
(
ことごと
)
く人夫達は感激していた。
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
前者の透明な堅実味、後者の豊かな情愛とは、好み好みによって
取捨
(
しゅしゃ
)
が定まるがどちらも良いものであるに相違なく、ただ吹込みの新しいコルトーの方に
強味
(
つよみ
)
のあることは疑いもない。
楽聖物語
(新字新仮名)
/
野村胡堂
、
野村あらえびす
(著)
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人が
喰合
(
くいあ
)
う都会では、人口の増加は
苦痛
(
くつう
)
の問題だが、自然を相手に人間の
戦
(
たたか
)
う田舎の村では、味方の人数が多い事は何よりも力で
強味
(
つよみ
)
である。
小人数
(
こにんず
)
の家は、田舎では
惨
(
みじめ
)
なものだ。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
強
常用漢字
小2
部首:⼸
11画
味
常用漢字
小3
部首:⼝
8画
“強”で始まる語句
強
強請
強情
強力
強靱
強飯
強盗
強者
強靭
強面