トップ
>
平三
>
へいぞう
ふりがな文庫
“
平三
(
へいぞう
)” の例文
夢
(
ゆめ
)
からさめた
平三
(
へいぞう
)
は、ぼんやりとして、
外
(
そと
)
をながめました。めずらしく、よく
空
(
そら
)
は
晴
(
は
)
れて、
夕焼
(
ゆうや
)
けが
赤々
(
あかあか
)
と
雪
(
ゆき
)
の
平野
(
へいや
)
をそめていました。
赤いガラスの宮殿
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
いつも頼朝であり、また箸であることは、よほど珍しい話といわねばなりません。(房総志料続編。千葉県市原郡
平三
(
へいぞう
)
村)
日本の伝説
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
平家方の一将、梶原
平三
(
へいぞう
)
景時は、どういう思惑があってだろうか、頼朝の潜んだ
木暗
(
こくら
)
がりを見届けながら、岩上に立って味方のほうへ大声あげながら手を振っていた。
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「
平三
(
へいぞう
)
氏!
判然
(
はっきり
)
と見て置いてもらいてえもんだな。こうなら
解
(
わか
)
んべから。」
或る部落の五つの話
(新字新仮名)
/
佐左木俊郎
(著)
あわれな
平三
(
へいぞう
)
は、
夜
(
よ
)
の
目
(
め
)
も
眠
(
ねむ
)
らずに、わらをあんで、
雪
(
ゆき
)
ぐつをつくりました。そして、
翌日
(
よくじつ
)
は、それを
持
(
も
)
って、
村
(
むら
)
から
村
(
むら
)
へ、
売
(
う
)
って
歩
(
ある
)
きました。
赤いガラスの宮殿
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
「もし、もし、おれも、
仲間
(
なかま
)
にいれてくんなされ。もし、もし。」と、
平三
(
へいぞう
)
は、
叫
(
さけ
)
んだけれど、あらしが
強
(
つよ
)
くて、その
声
(
こえ
)
を
吹
(
ふ
)
き
消
(
け
)
したのでした。
赤いガラスの宮殿
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
平
常用漢字
小3
部首:⼲
5画
三
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
“平三”で始まる語句
平三左衛門重国