)” の例文
ここを以て治めば、やまい愈えずということなし、という。果して言うところのごとくに、治めてえずということなし。得志、つねにその針を以て柱のうちに隠し置けり。
「今くこの水門みなとに往きて、水もちて汝が身を洗ひて、すなはちその水門のかまはなを取りて、敷き散して、その上にまろびなば、汝が身本のはだのごと、かならずえなむ」
また、虎、その針を授けて曰く、慎矣慎矣ゆめゆめ、人をして知らしむることなかれ、ここを以て治めば、やまい愈えずということなし、という。果して言うところのごとくに、治めてえずということなし。