トップ
>
差下
>
さしくだ
ふりがな文庫
“
差下
(
さしくだ
)” の例文
すると、
源中納言具行卿
(
げんちゅうなごんともゆききょう
)
を、六波羅から鎌倉へ
差下
(
さしくだ
)
すさい、伊吹のふもとで首斬ッたのも、武士のなさけか。
私本太平記:07 千早帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
江戸表へ
早々
(
さう/\
)
差下
(
さしくだ
)
し大岡越前守役所へ差出さるべしとの
達
(
たつ
)
しに稻葉家に於ては大いに
驚
(
おどろ
)
き
急使
(
はやうち
)
を以て國元へ申遣はせしかば國元にても
種々
(
いろ/\
)
評議に及び是は
先達
(
せんだつ
)
て大金を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
然
(
しか
)
るところその伽羅に
本木
(
もとき
)
と
末木
(
うらき
)
との二つありて、はるばる仙台より
差下
(
さしくだ
)
され候
伊達権中納言
(
だてごんちゅうなごん
)
殿の役人ぜひとも本木の方を取らんとし、某も同じ本木に望を掛け互にせり合い
興津弥五右衛門の遺書
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
然
(
しか
)
るところその伽羅に
本木
(
もとき
)
と
末木
(
うらき
)
との二つありて、はるばる仙台より
差下
(
さしくだ
)
され候
伊達権中納言
(
だてごんちゅうなごん
)
殿の役人ぜひとも本木の方を取らんとし、某も同じ本木に望を掛け、互にせり合い
興津弥五右衛門の遺書(初稿)
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
引取れたり
折柄
(
をりから
)
太守
(
たいしゆ
)
には岡山
在
(
ざい
)
城中なれば
家老中
(
からうちう
)
對面有て
此度
(
このたび
)
の
手柄
(
てがら
)
拔群
(
ばつぐん
)
なりと
賞美
(
しやうび
)
有りて
遠
(
とほ
)
からず岡山表へ
差下
(
さしくだ
)
すべき旨申渡され夫より五日程
過
(
すぎ
)
て又家老中より
奉書
(
ほうしよ
)
到來
(
たうらい
)
致し
明朝
(
みやうてう
)
江戸表
發足
(
ほつそく
)
有べし尤も道中
警固
(
けいご
)
の爲
足輕
(
あしがる
)
十人を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
鎌倉へ
差下
(
さしくだ
)
す。
私本太平記:05 世の辻の帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
差
常用漢字
小4
部首:⼯
10画
下
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
“差下”で始まる語句
差下駄