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崔
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さい
ふりがな文庫
“
崔
(
さい
)” の例文
「あれ、あの
石橋
(
しゃっきょう
)
の欄干に腰かけて、さっき
散々
(
さんざん
)
、わが輩を苦しめやがった
崔
(
さい
)
坊主と行者の
丘
(
きゅう
)
小
(
しょう
)
一が、まだ執念ぶかく見張っている」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それ以来幕末まで、日本人とは婚姻を結ばずにずっと
此処
(
ここ
)
に住んでいたのでありますから、今も
沈
(
ちん
)
とか
金
(
きん
)
とか
崔
(
さい
)
とかいう名を用いる者が少くありません。
手仕事の日本
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
後に柳は事情があって
武昌
(
ぶしょう
)
にいった。その時
崔
(
さい
)
という老婆が水晶の界方を一つ持っていて、これと寸分違わない物を持っている者があるなら
女
(
むすめ
)
を嫁にやろうといった。
織成
(新字新仮名)
/
蒲 松齢
(著)
「ズボンが濡れているから俺あよっぽどよそうかと思ったがね、
崔
(
さい
)
本が放さねえんだよ」
親方コブセ
(新字新仮名)
/
金史良
(著)
崔
(
さい
)
は長安の
永楽里
(
えいらくり
)
という処に住んでいた。
博陵
(
はくりょう
)
の生れで
渭南
(
いなん
)
に別荘を持っていた。貞元年中のこと、
清明
(
せいめい
)
の時分、渭南の別荘へ帰って往ったが、ある日、
昭応
(
しょうおう
)
という処まで往くと陽が暮れてしまった。
崔書生
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
▼ もっと見る
「ふウむ。
崔
(
さい
)
と
丘
(
きゅう
)
。そんなものが恐ろしいのか。とにかく、もうすこし話をきかせてくれ。その代りあっちで粟粥を一杯ご馳走になるぜ」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
朝鮮人を
凡
(
すべ
)
て高麗人と呼ぶのは昔からのならわしである。今も半数は鮮姓を承ぎ、
沈
(
ちん
)
、
崔
(
さい
)
、
鄭
(
てい
)
、
朴
(
ぼく
)
、
金
(
きん
)
、
林
(
りん
)
、
何
(
か
)
、
卞
(
べん
)
等昔のままである。明治までは特殊な部落であって雑婚を堅く封じられた。
苗代川の黒物
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
いううちにも、すでに彼方の石橋の上では、
丘
(
きゅう
)
行者と
崔
(
さい
)
坊主が、こなたの二人を見つけたか、遠目にも巨眼
熒々
(
けいけい
)
、いまにも斬ッてかかってきそうな構えを示していた。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“崔”の解説
崔(さい)は、漢姓の一つ。
(出典:Wikipedia)
崔
漢検1級
部首:⼭
11画
“崔”を含む語句
崔禹錫
崔嵬
崔浩
崔琰
崔州平
崔氏
崔烈
金崔浩
斯文崔魏
崔顥
崔道成
崔諒
崔荘
崔英
崔興哥
崔羅什
崔禹
崔令欽
崔渙
崔毅
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