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峻峰
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しゅんぽう
ふりがな文庫
“
峻峰
(
しゅんぽう
)” の例文
今まで海に面していた
眸子
(
ひとみ
)
を転ずると、峠へ出るまでは見えなかった
普賢
(
ふけん
)
の
峻峰
(
しゅんぽう
)
が、突如として道の行手を遮って、目の前に表われる。
雲仙岳
(新字新仮名)
/
菊池幽芳
(著)
四国
阿波
(
あわ
)
の国第一の
峻峰
(
しゅんぽう
)
、つるぎ
山
(
さん
)
の
頂
(
いただき
)
から一羽の
角鷹
(
くまたか
)
が、バタバタバタと翼を鳴らして斜めに飛び、やがて、
模糊
(
もこ
)
とした
霞
(
かすみ
)
の底へ沈んで行った。
鳴門秘帖:03 木曾の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
すでに
峻峰
(
しゅんぽう
)
が見え出して来て、その裾に雲がかたまり薄く藍の色に見えている。午後三時頃
Zug
(
ツウグ
)
という駅に著いた。ここは前面には湖を眺め、うしろに山を負うた村であった。
リギ山上の一夜
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
他の多くはそれら
峻峰
(
しゅんぽう
)
を
取囲
(
とりかこ
)
んだ高低様々の山々である。
俳句への道
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
この大きな盆景を隔てて
眉
(
まゆ
)
山の秀麗な
峻峰
(
しゅんぽう
)
と相対し、眉山の裾をひく
不知火
(
しらぬい
)
の海には
九十九
(
つくも
)
島が絵のように浮んでいる。
雲仙岳
(新字新仮名)
/
菊池幽芳
(著)
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)
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峻峰
(
しゅんぽう
)
も、みなこの晴れの日を
審議
(
しんぎ
)
するもののように御岳のまわりをめぐっていた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“峻峰”の意味
《名詞》
峻峰(しゅんぽう)
峻険な峰。険しい山。
(出典:Wiktionary)
峻
漢検準1級
部首:⼭
10画
峰
常用漢字
中学
部首:⼭
10画
“峻”で始まる語句
峻烈
峻厳
峻
峻拒
峻嶮
峻酷
峻岳
峻嶺
峻峭
峻坂