)” の例文
また「遅速おそはやをこそ待ため向つの椎の小枝こやでの逢ひはたげはじ」(巻十四・三四九三)と或本の歌、「椎の小枝さえだの時は過ぐとも」のしい思比シヒ四比シヒと書いているから、ならではあるまい。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
たふの沢のいかもの店に女唐めたうちそのむか桜花はな盛りなり
(新字旧仮名) / 岡本かの子(著)
かけ渡す杣人がかけ橋向つそばにつづきて雪積める見ゆ
みなかみ紀行 (新字新仮名) / 若山牧水(著)