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山男
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やまおとこ
ふりがな文庫
“
山男
(
やまおとこ
)” の例文
或いは
山男
(
やまおとこ
)
だとか、
山姥
(
やまうば
)
だとか、はては鬼などとか呼ばれて、まるで人間ではない、
妖怪変化
(
ようかいへんげ
)
の仲間の様に思われてしまいました。
特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
「あのしんだいで、そのうえ、
鉄工場
(
てっこうじょう
)
の、
利益配当
(
りえきはいとう
)
が、たくさんあるのに、なんで、
山男
(
やまおとこ
)
の
炭
(
すみ
)
なんかをごまかすような、けちなことをするのか。」
鐘
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
一、
山男
(
やまおとこ
)
紫紺
(
しこん
)
を売りて
酒
(
さけ
)
を買い
候
(
そうろう
)
事
(
こと
)
紫紺染について
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
こういう、
人
(
ひと
)
の
話
(
はなし
)
をきくときに、
少年
(
しょうねん
)
には、みすぼらしい、いかりにもえた、
山男
(
やまおとこ
)
の
姿
(
すがた
)
が、
目
(
め
)
にみえたのでした。
鐘
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
山姥
(
やまうば
)
、
山男
(
やまおとこ
)
、或いは天狗というが如きは、それが伝説化されたものにほかならぬ。
人身御供と人柱
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
▼ もっと見る
そしてつかれると、かれは、
丘
(
おか
)
にあがった。すると、みすぼらしいふうをした
山男
(
やまおとこ
)
が、いかりにおののいて
鐘
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
後世に
山男
(
やまおとこ
)
とか、
山姥
(
やまうば
)
とかいう名で、
化物
(
ばけもの
)
ででもあるかの如く思われたり、
山番
(
やまばん
)
とか云って、非人視されている輩の如きは、奈良朝・平安朝の頃には
山人
(
やまびと
)
と云って、一向珍しくないことでありました。
特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
“山男”の解説
山男(やまおとこ)は、日本各地の山中に伝わる大男の妖怪。中世以降の怪談集、随筆、近代の民俗資料などに記述がある。山人(やまびと)、大人(おおひと)などの呼称もある。
(出典:Wikipedia)
山
常用漢字
小1
部首:⼭
3画
男
常用漢字
小1
部首:⽥
7画
“山”で始まる語句
山
山家
山路
山羊
山茶花
山間
山中
山谷
山毛欅
山車