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山椒
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さんせう
ふりがな文庫
“
山椒
(
さんせう
)” の例文
通
(
とほり
)
がかりに
見
(
み
)
た。
此
(
こ
)
の
山椒
(
さんせう
)
を、
近頃
(
ちかごろ
)
、
同
(
おな
)
じ
此
(
こ
)
の
邊
(
あたり
)
に
住
(
すま
)
はるゝ、
上野
(
うへの
)
の
美術學校出
(
びじゆつがくかうで
)
の
少
(
わか
)
い
人
(
ひと
)
から
手土産
(
てみやげ
)
に
貰
(
もら
)
つた。
松の葉
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
一人は
太古
(
たいこ
)
からかれない泥沼の底の主、
山椒
(
さんせう
)
の
魚
(
うを
)
でありたいといひ、ひとりは、夕暮、または曉に、淡く、ほの白い、小さな
水藻
(
みづも
)
の
花
(
はな
)
でありたいと言ふ、こんな二人。
こんな二人
(旧字旧仮名)
/
長谷川時雨
(著)
山椒
(
さんせう
)
の皮を粉末にしたのに、
胡椒
(
こせう
)
と石灰と、灰と何やら得體の知れぬ南蠻物らしい藥品を混ぜ、
大人
(
おとな
)
の拳固ほどの一丸にして、
雁皮
(
がんぴ
)
に包んだのを相手の面上に叩き付け
銭形平次捕物控:214 鼬小僧の正体
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
荊棘
(
いばら
)
か
山椒
(
さんせう
)
の樹のやうなもので
引爬
(
ひつか
)
いたのであらう、雨にぬれた頬から血が出て、それが散つて居る、そこへ蝋燭の光の映つたさまは甚だ不気味だつた。漸く其処へ歩み寄つた晩成先生は
観画談
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
山椒
(
さんせう
)
は
粒
(
つぶ
)
でも、ピリッと
辛
(
から
)
いぞ
とんぼの眼玉
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
▼ もっと見る
山椒
(
さんせう
)
の
魚
(
うを
)
たる主人と、清からんとして、
山椒
(
さんせう
)
の
魚
(
うを
)
の住みにくいのを忘れてしまふ私との問答。
こんな二人
(旧字旧仮名)
/
長谷川時雨
(著)
“山椒(サンショウ)”の解説
サンショウ(山椒、学名: Zanthoxylum piperitum)は、ミカン科サンショウ属の落葉低木である。別名はハジカミ。山地の雑木林などに自生し、和食料理に添えられる若葉は食材として木の芽とも呼ばれる。雄株と雌株が別々であり、春に葉のわきに黄緑色の花を咲かせ、雌株のみ実をつける。葉と雄花、球果に独特な香りを有し、香辛料として使われる。
(出典:Wikipedia)
山
常用漢字
小1
部首:⼭
3画
椒
漢検1級
部首:⽊
12画
“山椒”で始まる語句
山椒魚
山椒喰
山椒大夫
山椒皮
山椒味噌
山椒太夫
山椒昆布