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少頃
ふりがな文庫
“少頃”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
しばし
50.0%
しばらく
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しばし
(逆引き)
通し物は
逸早
(
いちはや
)
く満枝が好きに計ひて、
少頃
(
しばし
)
は
言
(
ことば
)
無き二人が中に置れたる
莨盆
(
たばこぼん
)
は子細らしう一
炷
(
ちゆう
)
の
百和香
(
ひやつかこう
)
を
燻
(
くゆ
)
らせぬ。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
白鞭を以て地を築いて
竅
(
あな
)
と成す、虫を中に置き、その上に
沃盥
(
よくかん
)
す、
少頃
(
しばし
)
虫
蠕々
(
ぜんぜん
)
長きがごとし、
竅中
(
きょうちゅう
)
泉湧き、
倏忽
(
しゅっこつ
)
自ずから
盤
(
わだかま
)
る、一席のごとく黒気あり香煙のごとし、ただちに
簷外
(
えんがい
)
に出で
十二支考:04 蛇に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
少頃(しばし)の例文をもっと
(2作品)
見る
しばらく
(逆引き)
「其はまた何といふわけでござらうの。」と
澄
(
すま
)
して、例の糸を
繰
(
く
)
る、五体は
悉皆
(
しっかい
)
、車の仕かけで、人形の動くやう、媼は
少頃
(
しばらく
)
も手を休めず。
二世の契
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
彼は
幾
(
ほとん
)
どこの女の宮ならざるをも忘れて、その七年の憂憤を、今夜の今にして始て
少頃
(
しばらく
)
も
破除
(
はじよ
)
するの
間
(
いとま
)
を得つ。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
少頃(しばらく)の例文をもっと
(2作品)
見る
“少頃”の意味
《名詞・形容動詞》
しばらくの間。ちょっとの間。
(出典:Wiktionary)
少
常用漢字
小2
部首:⼩
4画
頃
常用漢字
中学
部首:⾴
11画
“少”で始まる語句
少
少時
少女
少年
少許
少々
少輔
少弐
少女子
少尉
“少頃”のふりがなが多い著者
尾崎紅葉
南方熊楠
泉鏡花