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実
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ほんと
ふりがな文庫
“
実
(
ほんと
)” の例文
旧字:
實
終
(
しまひ
)
には、自分で自分を疑つて、あるひは聞いたと思つたのが夢ででもあつたか、と其音の
実
(
ほんと
)
か
虚
(
うそ
)
かすらも判断が着かなくなる。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
実
(
ほんと
)
に鶴子の悲しむのも尤もだ。義理の老爺さんや老婆さんの下で下女働きは苦しい。女の狭い胸ではそれに違ひはない。
死線を越えて:01 死線を越えて
(新字旧仮名)
/
賀川豊彦
(著)
其の頃は鉄砲が
流行
(
はや
)
らんから矢戦であったが、
此方
(
こちら
)
は遂に矢種が尽きたゆえ矢切村と申す、其の時に鴻の鳥が浅瀬を渡ったという、これは
虚
(
うそ
)
か
実
(
ほんと
)
か分らんが
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「桜井さんで御座いますか。
実
(
ほんと
)
に歯医者なぞをさして置くのは惜しいッて、人が申すんで御座いますよ」
旧主人
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
長「そんならお
前
(
めえ
)
、己の
実
(
ほんと
)
の親達も知ってるのか、何処の
何
(
なん
)
という人だえ」
名人長二
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
『然し、
実
(
ほんと
)
に賄も僕の様に遅れては困るよ、ね』
死線を越えて:01 死線を越えて
(新字旧仮名)
/
賀川豊彦
(著)
座敷も無くなって、
実
(
ほんと
)
にこんな貧乏になりましたも
皆
(
みんな
)
私の心柄で、新吉さんも
嘸
(
さぞ
)
こんな姿で
悋気
(
りんき
)
らしい事を云われたら
厭
(
いや
)
でございましょう、それで新吉さんが駈出してしまったのでございますから
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
実
常用漢字
小3
部首:⼧
8画
“実”を含む語句
真実
事実
忠実
実家
現実
実母
口実
実父
実体
実在
果実
実際
実験
実行
実相
誠実
実生
実現
情実
実験室
...