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嬶
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かゝ
ふりがな文庫
“
嬶
(
かゝ
)” の例文
嬶
(
かゝ
)
アも驚きやして、方々探して歩いた訳なんで、へえ、お久堪忍してくれ、誠に面目次第もねえ、
汝
(
てめえ
)
にまでおれは苦労をさせて
文七元結
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
參詣人へも愛想よく門前の花屋が口惡る
嬶
(
かゝ
)
も兎角の蔭口を言はぬを見れば、着ふるしの裕衣、總菜のお殘りなどおのづからの御恩も蒙るなるべし
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
お前の
嬶
(
かゝ
)
アも氣違ひの樣になつてゐるさうだが、お前もそれになつたのではないか? もう、何も云ひたくない。
泡鳴五部作:03 放浪
(旧字旧仮名)
/
岩野泡鳴
(著)
「
嬶
(
かゝ
)
なんぞ、何んでもえゝ。」と、太政官は絶望的に言つて、其の頃居た年嵩の下女を三人目の妻に直した。
太政官
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
安「へえひどいめに逢いやした、寅の野郎は川ん中へ
投
(
ほう
)
り込まれて
愍然
(
かええそう
)
でごぜえやす、
嬶
(
かゝ
)
アが泣くだろうと思うと愍然でね」
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
何
(
な
)
んだ
玉子酒
(
たまござけ
)
をして
食
(
く
)
ひやがつて、
亭主
(
ていしゆ
)
は
山越
(
やまごえ
)
をして
方々
(
はう/″\
)
商
(
あきなひ
)
をしてゐるに、
嬶
(
かゝ
)
アは
玉子酒
(
たまござけ
)
をして
食
(
くら
)
やアがる、まだあまつてゐるが
飲
(
の
)
んでやれ、オイ
誰
(
だれ
)
だおくまか、どこへ
行
(
い
)
つたんだ。
鰍沢雪の夜噺(小室山の御封、玉子酒、熊の膏薬)
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
どうぞ殿様此の
後
(
のち
)
も寄ってお呉んなさい、へえへえ有難う、おい
嬶
(
かゝ
)
ア、
大切
(
たいせつ
)
に取って置きな、御三家御三卿が
喰
(
くら
)
うてえんだが、旨くも
何共
(
なんとも
)
ねえものを飲むんだな、香の物の
好
(
い
)
いのを出して呉れ
政談月の鏡
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
その荷物が出さえすればよいと思うて居りました、実は私の
嬶
(
かゝ
)
の
妹
(
いもと
)
がお屋敷奉公をしたところが、奥さんの気に入られて、お暇を戴く時に途方もない結構な物を品々戴いて、葛籠に一杯あるを
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
嬶
漢検1級
部首:⼥
17画
“嬶”を含む語句
嬶天下
別嬶
嬶々
嬶共
嬶左衛門内
嬶様
嬶殿
嬶罰