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奸人
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かんじん
ふりがな文庫
“
奸人
(
かんじん
)” の例文
簡雍は、口を極めて、玄徳の人間をたたえ、その性は
寛弘温雅
(
かんこうおんが
)
、心をもって結べば、決して相害するような
奸人
(
かんじん
)
ではないと告げた。
三国志:09 図南の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
けれども毒飼は最もケチビンタな、
蝨
(
しらみ
)
ッたかりの、クスブリ魂の、きたない
奸人
(
かんじん
)
小人
妬婦
(
とふ
)
悪婦の為すことで、人間の考え出したことの中で最も醜悪卑劣の事である。
蒲生氏郷
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
いずれはお膝を汚し奉ったことも、御上聞に達するは
必定
(
ひつじょう
)
、さすれば身の潔白もお申し開き仕り、御前に於て黒白のお裁き願い、君側の
奸人
(
かんじん
)
どもお
浄
(
きよ
)
め奉ろうとの計らい
旗本退屈男:11 第十一話 千代田城へ乗り込んだ退屈男
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
しかるを 菅神の
恨
(
うら
)
み玉はざりしは配所の詩哥にてもしらる、 菅神はうらみ玉はずとも
賢徳
(
けんとく
)
忠臣の
冤謫
(
ゑんてき
)
を天のいきどほりて
水旱
(
すゐかん
)
風雷
(
ふうらい
)
の
異変
(
いへん
)
、
讒者
(
ざんしや
)
奸人
(
かんじん
)
の
死亡
(
しばう
)
ありしならん。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
しかるを 菅神の
恨
(
うら
)
み玉はざりしは配所の詩哥にてもしらる、 菅神はうらみ玉はずとも
賢徳
(
けんとく
)
忠臣の
冤謫
(
ゑんてき
)
を天のいきどほりて
水旱
(
すゐかん
)
風雷
(
ふうらい
)
の
異変
(
いへん
)
、
讒者
(
ざんしや
)
奸人
(
かんじん
)
の
死亡
(
しばう
)
ありしならん。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
▼ もっと見る
「
奸人
(
かんじん
)
黄文炳
(
こうぶんぺい
)
をただおくべきでない……」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
大江
(
たいこう
)
の流れは
奸人
(
かんじん
)
の血祭りを送り
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“奸人”の意味
《名詞》
心がねじけた悪賢い人。
(出典:Wiktionary)
奸
漢検1級
部首:⼥
6画
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
“奸”で始まる語句
奸計
奸策
奸智
奸
奸悪
奸物
奸賊
奸佞
奸臣
奸雄