“黄文炳”の読み方と例文
読み方割合
こうぶんぺい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ここには夕方まで居られねえぞ! 城内では蔡九さいきゅう黄文炳こうぶんぺいの指揮で、数千の大軍が集合中だ、はやくこうを渡って逃げのびろ」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そこもとはいうまでもなく、黄文炳こうぶんぺいなる者の功も、奏聞そうもんに入ってあれば、他日かならず、恩賞ならびに、はえ叙任じょにんもあらむ。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかしこの黄文炳こうぶんぺいの評判はすこぶるよくない。多少の学をはなにかけ、下の者にはふんぞり返り、上には媚態びたいおくめんなしという型の男である。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)