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奮
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はづ
ふりがな文庫
“
奮
(
はづ
)” の例文
引掻
(
ひつか
)
きさうな
権幕
(
けんまく
)
をするから、
吃驚
(
びつくり
)
して
飛退
(
とびの
)
かうとすると、
前足
(
まへあし
)
でつかまへた、
放
(
はな
)
さないから
力
(
ちから
)
を
入
(
い
)
れて
引張
(
ひつぱ
)
り
合
(
あ
)
つた
奮
(
はづ
)
みであつた。
化鳥
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
古時計はナポレオン三世のやうな
気忙
(
きぜは
)
しさうな顔をして、露西亜人などには
頓着
(
とんぢやく
)
なく息を
奮
(
はづ
)
ませてゐる。紳士はいつになく露西亜が恋しくなつて来た。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
「權次と丁度似合ひさ、昨日世帶を持つた禮廻りに來たよ。女房の古い帶一筋、俺の財布を叩いて小判一枚
奮
(
はづ
)
んでやつたが、——若い女房振りもまた惡くなかつたぜ」
銭形平次捕物控:229 蔵の中の死
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「自分は
先日
(
こなひだ
)
以前の教師が困つてゐるのを見ながら、つい
金銭
(
かね
)
の
出惜
(
だしをし
)
みをした。それが今二千円も
奮
(
はづ
)
んで茶匙一本を買ふなんて、何て矛盾した事だらう。」
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
「大層
奮
(
はづ
)
みやがつたな」
銭形平次捕物控:104 活き仏
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
奮
常用漢字
小6
部首:⼤
16画
“奮”を含む語句
昂奮
興奮
発奮
大奮発
亢奮
奮発
奮闘
發奮
奮迅
奮然
獅子奮迅
奮發
奮起
奮戦
奮鬪
大昂奮
奮励
大興奮
是以人奮励
興奮的
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