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奇醜
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きしう
ふりがな文庫
“
奇醜
(
きしう
)” の例文
牛屋
(
うしや
)
の
手間取
(
てまとり
)
、
牛切
(
ぎうき
)
りの
若
(
わか
)
いもの、
一婦
(
いつぷ
)
を
娶
(
めと
)
る、と
云
(
い
)
ふのがはじまり。
漸
(
やつ
)
と
女房
(
にようばう
)
にありついたは
見
(
み
)
つけものであるが、
其
(
そ
)
の
婦
(
をんな
)
(
奇醜
(
きしう
)
)とある。
鑑定
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
雲消えて皹も
亦
(
また
)
拭
(
ぬぐ
)
ひ去らる、山色何の
瑠璃
(
るり
)
ぞ、
只
(
た
)
だ
赭丹
(
しやたん
)
赭黄なる
熔岩
(
ようがん
)
の、
奇醜
(
きしう
)
大塊を、至つて無器用に束ねて
嶄立
(
ざんりつ
)
せるのみ、その肩を怒らし胸を張れるを見て、
淑美
(
しゆくび
)
なる女性的崇高を知らず。
霧の不二、月の不二
(新字旧仮名)
/
小島烏水
(著)
たゞ
醜
(
みにく
)
いのさへ、
奇醜
(
きしう
)
は
弱
(
よわ
)
つた、
何
(
なに
)
も
醜
(
しう
)
を
奇
(
き
)
がるに
當
(
あた
)
らぬ。
鑑定
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
奇
常用漢字
中学
部首:⼤
8画
醜
常用漢字
中学
部首:⾣
17画
“奇”で始まる語句
奇
奇麗
奇蹟
奇怪
奇妙
奇異
奇特
奇矯
奇瑞
奇態