トップ
>
大戦
>
おおいくさ
ふりがな文庫
“
大戦
(
おおいくさ
)” の例文
ところが今、目のさきでは、兵書の理くつではないほんとの
大戦
(
おおいくさ
)
が始まっている。隠者にすれば、こいつは大したこの世の見ものだ。
私本太平記:06 八荒帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
今にも黒船が品川の海へ攻め寄せて来て
御本丸
(
ごほんまる
)
へ大砲をぶっ放すことの、いや、それより先に江戸に
大戦
(
おおいくさ
)
がおっぱじまるのと、寄るとさわると物騒な
噂
(
うわさ
)
ばかり。
つづれ烏羽玉
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
すぐ
阿蘇忠国
(
あそのただくに
)
を
案内者
(
あんないしゃ
)
にして、わずかな
味方
(
みかた
)
の
兵
(
へい
)
を
連
(
つ
)
れたなり、
九州
(
きゅうしゅう
)
の
城
(
しろ
)
という
城
(
しろ
)
を
片
(
かた
)
っぱしからめぐり
歩
(
ある
)
いて、十三の
年
(
とし
)
の
春
(
はる
)
から十五の
年
(
とし
)
の
秋
(
あき
)
まで、
大戦
(
おおいくさ
)
だけでも二十
何度
(
なんど
)
鎮西八郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
先
(
せん
)
の二十七年八年の日清戦争の時なんざ、はじめからしまいまで、
昨日
(
きのう
)
はどこそこの城が取れた、今日は
可恐
(
おそろ
)
しい軍艦を沈めた、明日は雪の中で
大戦
(
おおいくさ
)
がある、もっともこっちがたが勝じゃ喜びなさい
政談十二社
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
祝家荘
(
しゅくかそう
)
の祝朝奉をあいてに
大戦
(
おおいくさ
)
の最中なんでして……。しかもこっちは
敗
(
ま
)
け色です。楊林と
鄧飛
(
とうひ
)
も、じつは敵のとりこになっている始末。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
『だいぶ
大戦
(
おおいくさ
)
だとみえますね』
魚紋
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“大戦”の意味
《名詞》
大 戦(たいせん)
大きな戦争。一般的には、第一次世界大戦と第二次世界大戦を指す。
(出典:Wiktionary)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
戦
常用漢字
小4
部首:⼽
13画
“大戦”で始まる語句
大戦慄
大戦争