大広間おおひろま)” の例文
旧字:大廣間
さて、もういちど、ゆうべ食事をした大広間おおひろまへもどってきてみますと、もうちゃんとテーブルに、朝食のしたくがしてありました。
るりをしきつめたみちをとおって、さんごでかざった玄関げんかんはいって、めのうでかためた廊下ろうかつたわって、おくおく大広間おおひろまへとおりました。
田原藤太 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
けれども、召使は、そんなことにはおかまいなしで、さっさとヒンドバッドを家の中へつれて入り、大広間おおひろまへ通しました。
それから、すべるようにみがきこんだ、長いろうかをいくまがりかして、かぞえきれないほどの、部屋へやべやの前をすぎて、やがて大広間おおひろまへ案内されました。
壇ノ浦の鬼火 (新字新仮名) / 下村千秋(著)
大広間おおひろまとびらがあきますと、そこには宮中きゅうちゅうのお役人やくにんが、ひとりのこらず、いならんでいました。
ふいに今夕こんゆう浜松城の大広間おおひろまでなにやらみなさまのこ評定ひょうじょう、——と見えますると、余一余一! こう万千代さまのおびです。はッと、おんまえにかしこまりますと、すなわち、このご状筥じょうばこ——
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
お前が、その石段をおりきるとね、大広間おおひろまが三つならんでいるんだよ。その大広間を通って行くのだが、その時、外套がいとうがかべにさわらないように気をつけなきゃあいけないよ。
やがて、水晶すいしょうかべに、いろいろの宝石ほうせきをちりばめた大広間おおひろまにとおりますと
浦島太郎 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
と、呂宋兵衛るそんべえは、大広間おおひろまからかれのすがたを見て
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)