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塵芥
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ぢんかい
ふりがな文庫
“
塵芥
(
ぢんかい
)” の例文
○
仰有
(
おつしや
)
る通り
皆
(
みな
)
後世に
遺
(
のこ
)
りて、後世は一々これが批判に任ぜざる
可
(
べ
)
からずとせば、なりたくなきは後世なるかな。後世は
応
(
まさ
)
に
塵芥
(
ぢんかい
)
掃除
(
さうぢよ
)
の請負所の如くなるべし。
青眼白頭
(新字旧仮名)
/
斎藤緑雨
(著)
それから市の
塵芥
(
ぢんかい
)
人夫になつて悪臭を頭に被つた。オイチニの薬売りになつて手風琴をならして歩いた。帰つて来るとウメ子はそれを
玩
(
もてあそ
)
んだ。ブウブウと鳴るのだ。
反逆の呂律
(新字旧仮名)
/
武田麟太郎
(著)
第
(
だい
)
一は、
國民
(
こくみん
)
が
眞劍
(
しんけん
)
に
生命
(
せいめい
)
財産
(
ざいさん
)
を
尊重
(
そんてう
)
するに
至
(
いた
)
ることである。
生命
(
せいめい
)
を
毫毛
(
こうもう
)
よりも
輕
(
かろ
)
んじ、
財産
(
ざいさん
)
を
塵芥
(
ぢんかい
)
よりも
汚
(
けが
)
らはしとする
時代
(
じだい
)
においては、
地震
(
ぢしん
)
などは
問題
(
もんだい
)
でない。
日本建築の発達と地震
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
彼は撰まず、然れども彼の
降
(
くだ
)
りて世に入るや、
塵芥
(
ぢんかい
)
の
委積
(
ゐせき
)
するところを好まざるなり。
徳川氏時代の平民的理想
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
幸に
慈愍
(
じみん
)
の御まなじりにもかゝり聊か勧賞の御言葉にもあづからむには、火をも踏み水にも
没
(
い
)
り、生命を
塵芥
(
ぢんかい
)
よりも軽く捨てむと競ひあへりしも、今かくなり玉ひては皆対岸の人
異舟
(
いしう
)
の
客
(
かく
)
となりて
二日物語
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
“塵芥”の意味
《名詞》
塵 芥 (じんかい、ちりあくた)
ごみ。
無価値なもの。
(出典:Wiktionary)
塵
漢検準1級
部首:⼟
14画
芥
漢検準1級
部首:⾋
7画
“塵芥”で始まる語句
塵芥箱
塵芥溜
塵芥焼
塵芥籠
塵芥車
塵芥堆
塵芥屋
塵芥捨場
塵芥掃除人
塵芥焼却場