“坐食”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いぐい66.7%
ゐぐひ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まだ坐食いぐいの不安な境遇にるに違ないとは思うけれども、或はどの方面かへ、生活の行路を切り開く手掛りが出来たかも知れないとも想像してみた。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
前にもはなした通り、旦那はね、病気で帰省をしてから、それなり大学へはかないで、ただぶらぶらしていたもんだから、沢山たんとないお金子かね坐食いぐいていでなくなるし、とうとうせんに居たうちを売って
化銀杏 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
かれは平岡の安否あんぴにかけてゐた。まだ坐食ゐぐひの不安な境遇にるにちがひないとは思ふけれども、或はの方面かへ、生活の行路こうろを切り開く手掛りが出来できたかも知れないとも想像して見た。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)