坐食ゐぐひ)” の例文
かれは平岡の安否あんぴにかけてゐた。まだ坐食ゐぐひの不安な境遇にるにちがひないとは思ふけれども、或はの方面かへ、生活の行路こうろを切り開く手掛りが出来できたかも知れないとも想像して見た。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)