“坐食(いぐい)” の例文
まだ坐食(いぐい)の不安な境遇に居(お)るに違ないとは思うけれども、或はどの方面かへ、生活の行路を切り開く手掛りが出来たかも知れないとも想像してみた。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
前にも談(はな)した通り、旦那はね、病気で帰省をしてから、それなり大学へは行(ゆ)かないで、ただぶらぶらしていたもんだから、沢山(たんと)ないお金子(かね)も坐食(いぐい)の体(てい)でなくなるし、とうとう先(せん)に居た家(うち)を売って
化銀杏 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)