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坐睡
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いねむ
ふりがな文庫
“
坐睡
(
いねむ
)” の例文
が、額の下の
高麗
(
こうらい
)
べりの畳の隅に、人形のようになって
坐睡
(
いねむ
)
りをしていた、十四になる
緋
(
ひ
)
の
袴
(
はかま
)
の
巫女
(
みこ
)
を、いきなり、引立てて、袴を脱がせ、
衣
(
きぬ
)
を
剥
(
は
)
いだ。
茸の舞姫
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
その中でも
眠流
(
ねむりなが
)
しまたはネブタ流しというのが、これからそろそろ始まる夜仕事に、
坐睡
(
いねむ
)
りの出ぬまじないだったことは、前に信州随筆という本に詳しく書いておいた。
年中行事覚書
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
そうして羊の毛織りの端くれで
鼻汁
(
はな
)
をかんで、その鼻汁をかんだ切布を頭の上に載せて乾しながら、うつうつと
坐睡
(
いねむ
)
り好い心持に暖まって居るざまというものはないです。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
大抵の者は自分は自分だけの胸の中で下らぬ事を考えて居るか
坐睡
(
いねむ
)
りしたりするものである。
蒲生氏郷
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
その爺さんがね、見ると……その時、角兵衛という風で、頭を動かす……
坐睡
(
いねむ
)
りか、と思うと
悶
(
もが
)
いたんだ。
仰向
(
あおむ
)
けに
反
(
そ
)
って、両手の
握拳
(
にぎりこぶし
)
で、肩を
敲
(
たた
)
こうとするが、ひッつるばかりで手が動かぬ。
南地心中
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
坐
漢検準1級
部首:⼟
7画
睡
常用漢字
中学
部首:⽬
13画
“坐”で始まる語句
坐
坐敷
坐禅
坐蒲団
坐臥
坐視
坐礁
坐禪
坐直
坐作