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地楡
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われもこう
ふりがな文庫
“
地楡
(
われもこう
)” の例文
路
(
みち
)
、山に入って、萩、
女郎花
(
おみなえし
)
、
地楡
(
われもこう
)
、
桔梗
(
ききょう
)
、
苅萱
(
かるかや
)
、今を盛りの
満山
(
まんざん
)
の秋を踏み分けて
上
(
のぼ
)
る。
車夫
(
くるまや
)
が折ってくれた色濃い桔梗の
一枝
(
ひとえだ
)
を鶴子は
握
(
にぎ
)
って
負
(
おぶ
)
られて行く。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
蛇の
巣
(
す
)
でもあるが、春は香の好いツボスミレ、金蘭銀蘭、エゴ、ヨツドヽメ、夏は白百合、撫子花、日おうぎ、秋は萩、女郎花、
地楡
(
われもこう
)
、
竜胆
(
りんどう
)
などが
取々
(
とりどり
)
に咲く。ヨツドヽメの実も
紅
(
くれない
)
の玉を
綴
(
つづ
)
る。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
隔ての
唐紙
(
からかみ
)
を取払い、テーブルを
一脚
(
いっきゃく
)
東向きに
据
(
す
)
え、露ながら折って来た野の草花を
花瓶
(
かへい
)
一ぱいに
插
(
さ
)
した。
女郎花
(
おみなえし
)
、
地楡
(
われもこう
)
、水引、螢草、うつぼ草、
黄碧紫紅
(
こうへきしこう
)
入り乱れて、あばら家も為に
風情
(
ふぜい
)
を添えた。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
“地楡”の意味
《名詞》
地楡(ちゆ)
ワレモコウの別名。
(出典:Wiktionary)
地
常用漢字
小2
部首:⼟
6画
楡
漢検1級
部首:⽊
13画
“地”で始まる語句
地
地面
地方
地上
地獄
地震
地下
地主
地平線
地味