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召食
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めしあが
ふりがな文庫
“
召食
(
めしあが
)” の例文
「そこでお
撮
(
つま
)
で
召食
(
めしあが
)
る、む、これは
旨
(
うめ
)
え。」と舌鼓、「餓鬼
泣
(
ほ
)
えめえよ。」と
小児
(
こども
)
にも与えて散々に喰散らす、
怪
(
け
)
しからぬことなり。
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「
真実
(
まつたく
)
でございますよ、お坊さんの癖に、こんな物まで
啄
(
つ
)
つくなんて、お上人様方のお若い時分には、ほんとに
不味
(
まづ
)
い物ばかし
召食
(
めしあが
)
つてたぢやありませんか。」
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
「雪の早朝、冷えてお
饑
(
ひも
)
じくあらせられましょう。まず暖かいものなと
召食
(
めしあが
)
られて、それから」
仏教人生読本
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
だって、貴女、先生がお嬢さんのお酌で快く御酒を
召食
(
めしあが
)
れば、それに越した事はありません。
後
(
いま
)
にその筋から
御褒美
(
ごほうび
)
が出ます。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
それを見い見い知っていて、この嘉吉の
狂人
(
きちがい
)
が、いかな事、
私
(
わし
)
があげましたものを
召食
(
めしあが
)
ろうとするのを見て、石じゃ、と云うのでござりますよ。
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
まだ
少
(
わか
)
かった——
縮緬
(
ちりめん
)
のお羽織で、膳を据えて下すって、(遠慮をしないで
召食
(
めしあが
)
れ、)と優しく言って下すった時にゃ、
己
(
おら
)
あ始めて涙が出たのよ。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「いえ、道中筋で盛の可いのは、御家来衆に限りますとさ、殿様は軽くたんと換えて
召食
(
めしあが
)
りまし。はい、
御膳
(
ごぜん
)
。」
湯女の魂
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
母様
(
かあさん
)
が可い、と云ったら、天下晴れたものなんだわ。
緩
(
ゆっく
)
り
召食
(
めしあが
)
れ。そして、是非今夜は泊るんですよ。そのつもりで風呂も
沸
(
わか
)
してありますから、お入んなさい。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
そこで、志は松の葉越の月の風情とも御覧ぜよで、かつその、
憚
(
はばか
)
んながら
揶揄
(
やゆ
)
一番しようと欲して、ですな。一ツ
召食
(
めしあが
)
れ、といって
件
(
くだん
)
の餡ものを出して突きつけた。
式部小路
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
水道の水を
召食
(
めしあが
)
ッていらっしゃれば、お色艶もそれ、お前さんのあの方に、ねえ旦那。
湯女の魂
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「いずれ、何も
召食
(
めしあが
)
るようなものはありませんけれど、」
式部小路
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「
召食
(
めしあが
)
ったか。」
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
召
常用漢字
中学
部首:⼝
5画
食
常用漢字
小2
部首:⾷
9画
“召食”で始まる語句
召食事