“友綱”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ともつな50.0%
ともづな50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
させさらばとて西濱の港より友綱ともつなとき順風じゆんぷう眞帆まほ十分に引上ひきあげ走らせけるにぞ矢をる如く早くも中國四國の内海ないかい打過うちすぎ晝夜の差別さべつなくはしり晦日みそかの夜のこくごろとは成れり船頭せんどう杢右衞門はやうや日和ひより
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
僕は昔この辺にあつた「御蔵橋おくらばし」と言ふ橋を渡り、度々たびたび友綱ともづなうちの側にあつた或友達のうちへ遊びに行つた。彼もまた海軍の将校になつたのち、二三年ぜんに故人になつてゐる。
本所両国 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)