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デスク
ふりがな文庫
“
卓
(
デスク
)” の例文
父は、さう叫びながら、手近にある
卓
(
デスク
)
の端を力委せに二三度打つた。瑠璃子には、父が貴族院の演壇で獅子吼する有様が、何処となく偲ばれた。
真珠夫人
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
と、
卓
(
デスク
)
へ
抛
(
ほう
)
り出した。
かんかん虫は唄う
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
父は、そう叫びながら、手近にある
卓
(
デスク
)
の端を力
委
(
まか
)
せに二三度打った。瑠璃子には、父が貴族院の演壇で
獅子吼
(
ししく
)
する有様が、
何処
(
どこ
)
となく
偲
(
しの
)
ばれた。
真珠夫人
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
美奈子が、小切手帳を持つて来ると、荘田は、傍の小さい
卓
(
デスク
)
の上にあつた金蒔絵の硯箱を取寄せて不器用な手付で墨を磨りながら、左の手で小切手帳を繰拡げた。
真珠夫人
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
美奈子が、小切手帳を持って来ると、荘田は、
傍
(
かたわら
)
の小さい
卓
(
デスク
)
の上にあった金
蒔絵
(
まきえ
)
の
硯箱
(
すずりばこ
)
を取寄せて不器用な手付で墨を
磨
(
す
)
りながら、左の手で小切手帳を繰
拡
(
ひろ
)
げた。
真珠夫人
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
▼ もっと見る
その裡に、ふと三尺とは離れてゐない
卓
(
デスク
)
の上に、眼が付いた。其処には、先刻信一郎が受け取つたのと同じ色のレタアペイパアと、金飾の華やかな婦人持の万年筆とが、置かれてゐた。
真珠夫人
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
その
裡
(
うち
)
に、ふと三尺とは離れていない
卓
(
デスク
)
の上に、眼が付いた。
其処
(
そこ
)
には、先刻信一郎が受け取ったのと同じ色のレタアペイパアと、金飾の華やかな婦人持の万年筆とが、置かれていた。
真珠夫人
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
卓
常用漢字
中学
部首:⼗
8画
“卓”を含む語句
卓子
食卓
卓子掛
円卓
円卓子
洋卓
小卓
卓布
食卓布
書物卓
小卓子
卓上
贄卓
卓越
石卓
麻雀卓
茶卓子
卓上演説
大卓
卓子台
...