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勿怪
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もつけ
ふりがな文庫
“
勿怪
(
もつけ
)” の例文
清淨
(
しやうじやう
)
な
水
(
みづ
)
でも
好
(
よ
)
ければ、
不潔
(
ふけつ
)
な
水
(
みづ
)
でも
好
(
い
)
い、
湯
(
ゆ
)
でも
茶
(
ちや
)
でも
好
(
い
)
いのである。
不潔
(
ふけつ
)
な
水
(
みづ
)
でなかつたのは、
閭
(
りよ
)
がためには
勿怪
(
もつけ
)
の
幸
(
さいはひ
)
であつた。
寒山拾得
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
祇園の空を飛んだ若い飛行将校よ、あの折シヨペンハウエルが
万亭
(
まんてい
)
の二階で
流連
(
ゐつゞけ
)
をしてゐなかつたのは君に取つて
勿怪
(
もつけ
)
の
幸福
(
しあはせ
)
であつた。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
勿怪
(
もつけ
)
の幸ひといつた有樣でした。
銭形平次捕物控:294 井戸端の逢引
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
勿怪
(
もつけ
)
の幸である。
真珠夫人
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
先生がお忙しいのは、先生自身に取つても、お客に取つても
勿怪
(
もつけ
)
の
幸福
(
さいはひ
)
であつた。
孰方
(
どつち
)
も損をしないで済む事なのだから。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
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この点において、聖母マリアが浅子女史の伯母さんでなかつたのは、耶蘇教徒にとつて、
勿怪
(
もつけ
)
の
幸福
(
しあはせ
)
であつた。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
勿
漢検準1級
部首:⼓
4画
怪
常用漢字
中学
部首:⼼
8画
“勿”で始まる語句
勿論
勿体
勿
勿體
勿躰
勿来
勿忘草
勿々
勿来関
勿体振