勤仕きんし)” の例文
つぎ御小姓組おこしやうぐみなる勤仕きんしこうあらは有章公いうしやうこうの御代に御徒頭おかちがしらとなり其後伊勢山田奉行ぶぎやう仰付られ初て芙蓉ふよう御役人のれつに入りけるなり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
諏訪大明神画詞えことばの中につまびらかに見えている花会はなのえの式の如きも、七日八日の両日に分って右左の頭役とうやくこれを勤仕きんしし、社僧これに干与したにもかかわらず、まさしく神事であったことが分る。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
一私しども兩人儀は先主せんしゆ嘉川平助以來いらいより勤仕きんし罷在まかりあり候處當主たうしゆ主税之助養子やうしに參られ候後平助儀藤五郎藤三郎の二
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
同じくかたるべからず然るに享保きやうほはじめ大岡越前守忠相たゞともといふ人町奉行となつてとしひさしく吉宗公に勤仕きんししける此人あつぱれ大丈夫だいぢやうふにして其智萬人にすぐれとほき板倉のともがらに同じされば奉行ぶぎやう勤仕きんし勤功きんこう同越前守よく/\上を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)