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勘考
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かんかう
ふりがな文庫
“
勘考
(
かんかう
)” の例文
拜するに目と
頬
(
ほゝ
)
の間に
凶相
(
きようさう
)
顯
(
あら
)
はれ中々以て
高貴
(
かうき
)
の
相貌
(
さうばう
)
にあらず拙者の
勘考
(
かんかう
)
には御證據の品は實ならんが
御當人
(
ごたうにん
)
は
贋者
(
にせもの
)
なりと決したり依て天下の爲再吟味を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「なア——る、親分は親分だけの
勘考
(
かんかう
)
だ、返しに來た野郎が取りも直さず盜んだ野郎つて事になりますね」
銭形平次捕物控:003 大盗懺悔
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
……
処
(
ところ
)
でものは
相談
(
さうだん
)
ぢやが、
何
(
なん
)
とかして、
其
(
そ
)
の
奥様
(
おくさま
)
を
助
(
たす
)
けると
言
(
い
)
ふ
工夫
(
くふう
)
はねえだか、のう、
御坊
(
ごばう
)
、
人助
(
ひとだす
)
けは
此方
(
こなた
)
の
勤
(
つとめ
)
ぢや、
一
(
ひと
)
つ
折入
(
をりい
)
つて
頼
(
たの
)
むだで、
勘考
(
かんかう
)
してくらつせえ。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
勤め人々
尊敬
(
そんけい
)
すればとて慢心増長なせしか
若
(
もし
)
予
(
よ
)
が答を爲ば不便や其方切腹せねば成まじ
唯
(
たゞ
)
聞流
(
きゝながし
)
にして遣さんに篤と
勘考
(
かんかう
)
すべしとて悠然と控へければ
頓
(
やが
)
て常樂院を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
委細尋ねければ占ひ者暫時
勘考
(
かんかう
)
せしが是は
大凶
(
だいきよう
)
なり其故は斯く/\と傳吉か身に後大難のあることを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“勘考”の意味
《名詞》
よく考えること。熟考。熟慮。
(出典:Wiktionary)
勘
常用漢字
中学
部首:⼒
11画
考
常用漢字
小2
部首:⽼
6画
“勘考”で始まる語句
勘考中
勘考方