トップ
>
剛気
>
ごうき
ふりがな文庫
“
剛気
(
ごうき
)” の例文
ただ
一呑
(
ひとのみ
)
と
屏風倒
(
びょうぶだおし
)
に
頽
(
くず
)
れんずる
凄
(
すさま
)
じさに、
剛気
(
ごうき
)
の
船子
(
ふなこ
)
も
啊呀
(
あなや
)
と驚き、
腕
(
かいな
)
の力を失う
隙
(
ひま
)
に、
艫
(
へさき
)
はくるりと波に
曳
(
ひか
)
れて、船は
危
(
あやう
)
く
傾
(
かたぶ
)
きぬ。
取舵
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
文章を書いても、物のあわれというような弁えのある武士であり、どこに、
剛気
(
ごうき
)
とか、武術とかいうものを潜めているのかと疑われる位なのである。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
私は彼の健康を
気遣
(
きづか
)
いました。しかし
剛気
(
ごうき
)
な彼は笑うだけで、少しも私の注意に取り合いませんでした。
こころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
しかしいくら
剛気
(
ごうき
)
なお内儀さんでも両手に乳飲子をかかえた畑仕事はさすがに手に余ったのでしょう。
アド・バルーン
(新字新仮名)
/
織田作之助
(著)
ああ、
剛気
(
ごうき
)
なやつよ。一をもって万に当る。平八郎とやらは、まさに、大丈夫というべき者だ。おのれは、ここに死して、一刻たりと、われを龍泉寺川に
阻
(
はば
)
め、主人家康を
新書太閤記:10 第十分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
剛
常用漢字
中学
部首:⼑
10画
気
常用漢字
小1
部首:⽓
6画
“剛”で始まる語句
剛
剛毅
剛愎
剛情
剛力
剛腹
剛子
剛毛
剛直
剛勇