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まえおき
ふりがな文庫
“
前置
(
まえおき
)” の例文
Mの奥さんはかういふ
前置
(
まえおき
)
をして、次の話をはじめた。奥さんはもう三人の子持で、その話は奥さんがまだ女学校時代の若い頃の出来事ださうである。
停車場の少女:――「近代異妖編」
(新字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
前置
(
まえおき
)
づきだが、
要
(
よう
)
するに
箏
(
こと
)
というものは何だか一種凄みのあるものだということに
過
(
すぎ
)
ぬ、これから
談
(
はな
)
すことも
矢張
(
やっぱり
)
箏
(
こと
)
に関係したことなので、その
後
(
のち
)
益々
(
ますます
)
自分は
箏
(
こと
)
を見ると凄い
感
(
かんじ
)
が
起
(
おこ
)
るのである。
二面の箏
(新字新仮名)
/
鈴木鼓村
(著)
「
足引
(
あしびき
)
の山鳥の尾の」という歌も
前置
(
まえおき
)
の
詞
(
ことば
)
多けれど、あれは前置の詞長きために夜の長き
様
(
さま
)
を感ぜられ候。これはまた上三句全く役に立ち
不申
(
もうさず
)
候。この歌を名所の歌の手本に引くは大たわけに御座候。
歌よみに与ふる書
(新字新仮名)
/
正岡子規
(著)
姉の
前置
(
まえおき
)
は長たらしくもあり、また
滑稽
(
こっけい
)
でもあった。
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
“前置”の意味
《名詞》
何かの前に置くこと。
(出典:Wiktionary)
前
常用漢字
小2
部首:⼑
9画
置
常用漢字
小4
部首:⽹
13画
“前”で始まる語句
前
前後
前途
前方
前垂
前刻
前様
前栽
前屈
前掛