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前哨
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ぜんしょう
ふりがな文庫
“
前哨
(
ぜんしょう
)” の例文
彼は
前哨
(
ぜんしょう
)
の全線を見回って、あちこちに立ち止まっては騎哨に言葉をかけた。二時半にウーゴモンの森の近くに、彼は一縦隊の行進する足音を聞いた。
レ・ミゼラブル:05 第二部 コゼット
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
前哨
(
ぜんしょう
)
の散兵陣地、
尖角
(
せんかく
)
陣地、第二陣地、ほとんど
一溜
(
ひとたま
)
りもなく押し崩され、中軍の寺院附近は、それらの
為
(
な
)
すなき将兵や馬のいななきで埋まっていた。
新書太閤記:09 第九分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そうして思いもかけぬ間道を先くぐりして突然
前哨
(
ぜんしょう
)
の面前に顔を突き出して笑っているようなところがある。
時事雑感
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
蛭
(
ひる
)
ヶ
岳
(
たけ
)
があり、塔ヶ岳があって、それからまたいったん絶えたるが如くして、
大山阿夫利山
(
おおやまあふりさん
)
が
突兀
(
とっこつ
)
として、東海と平野の
前哨
(
ぜんしょう
)
の地位に、孤風をさらして立つ。
大菩薩峠:26 めいろの巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
南へ
僅
(
わず
)
か十二
露里
(
ろり
)
(約三里)の処に在る日本軍の
前哨
(
ぜんしょう
)
まで、鉄道線路伝いによろめいて来る間のことです。
死後の恋
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
▼ もっと見る
この雪は生きていました。それは雪の女王の
前哨
(
ぜんしょう
)
でした。そして、ずいぶんへんてこな形をしていました。
雪の女王:七つのお話でできているおとぎ物語
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
前哨
(
ぜんしょう
)
たる米屋の店と
聯絡
(
れんらく
)
を取って、何かの
便宜
(
べんぎ
)
を計るためであったことはいうまでもない。
四十八人目
(新字新仮名)
/
森田草平
(著)
戦列兵か郊外兵かの
前哨
(
ぜんしょう
)
に行き当たる。労働服をつけ縁無し帽をかぶって通ればすぐ向こうの目につく。どこからきたか、防寨からではないか、と問われる。そして手を
レ・ミゼラブル:08 第五部 ジャン・ヴァルジャン
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
“前哨”の解説
『前哨』(ぜんしょう、原題:Expedition To Earth)(0-7221-2423-6) は、SF作家アーサー・C・クラークの短編集である。
原題を和訳すれば「地球への遠征」であるが、早川書房から出版されるときには「前哨」のタイトルにされている。なお「前哨」はクラークの長編「2001年宇宙の旅」の原型となった作品としても知られている。
(出典:Wikipedia)
前
常用漢字
小2
部首:⼑
9画
哨
漢検準1級
部首:⼝
10画
“前”で始まる語句
前
前後
前途
前方
前垂
前刻
前様
前栽
前屈
前掛