トップ
>
初耳
>
はつみみ
ふりがな文庫
“
初耳
(
はつみみ
)” の例文
その父が
徴兵
(
ちょうへい
)
をきらったということは
初耳
(
はつみみ
)
である。それについて一言もしない母は、父からそれをきかなかったのであろうか。
二十四の瞳
(新字新仮名)
/
壺井栄
(著)
「そうかい。そいつは
初耳
(
はつみみ
)
だな。よしきた。その
件
(
けん
)
もなお
念入
(
ねんい
)
りに
洗
(
あら
)
つてみろ。それから
君
(
きみ
)
には、
金魚屋
(
きんぎょや
)
とパチンコ
屋
(
や
)
のことを
調
(
しら
)
べてきてもらいたいんだがね」
金魚は死んでいた
(新字新仮名)
/
大下宇陀児
(著)
則地も、それは
初耳
(
はつみみ
)
だというように、覗きに行ったが、戻って来て、大笑いしながら云った。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「そいつァ
尚更
(
なおさら
)
初耳
(
はつみみ
)
だ。——その
相手
(
あいて
)
ッてな、どこの
誰
(
だれ
)
よ」
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
「この川越にお屋敷があるということは
初耳
(
はつみみ
)
でございますが?」
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
そう聞くと、
神主
(
かんぬし
)
の
長谷川右近
(
はせがわうこん
)
は、
初耳
(
はつみみ
)
のように目をみはって
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「治国の剣。……それは
初耳
(
はつみみ
)
じゃが、どういう意味か」
剣の四君子:02 柳生石舟斎
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
初
常用漢字
小4
部首:⼑
7画
耳
常用漢字
小1
部首:⽿
6画
“初”で始まる語句
初
初心
初々
初手
初夏
初春
初陣
初秋
初午
初旬